2023年12月4日
ラグビー関東大学リーグ戦1部東洋大学VS日本大学観戦・応援報告
2年連続大学選手権出場ならず
来シーズンに期待
勝てば大学選手権出場が決まる東洋大。
勝って入れ替え戦を回避したい日大。
お互いの意地とプライドをかけた一戦が11月26日(日)、聖地・秩父宮ラグビー場で行われ、城東・城北・中央・城西各支部の70人あまりが熱戦を見守りました。
結果は12-20で敗れ、残念ながら2年連続の大学選手権出場は叶いませんでしたが、選手たちがひたむきに必死にプレーする姿は、見るものに感動を与えてくれました。
東洋のキックオフで試合開始。
先制は東洋。キックオフのボールにうまく絡んで反則を得ると、PG(ペナルティゴール)を狙わず、ラインアウトを選択。ボールをキープしながらフェイズを重ねて、最後はスタンドオフ・天羽選手のキックパスをウイングのモーリス・マークス選手がインゴールでキャッチしてそのままトライ(ゴールキックは失敗)。5-0と開始3分で東洋は幸先のいいスタートを切りました。
5-5の同点に追いつかれた26分、東洋にチャンスが訪れます。自陣でのこぼれ球にモーリス・マークス選手が素早く反応。サッカー選手を思わせるような見事なドリブルを披露し、自ら押さえトライ。田邉選手のゴールキックも決まって12-5とリードを奪いましたが、33分にセンター三良選手のトライ(柏原選手のゴール成功)で日大に追いつかれ、12-12で前半を折り返しました。
後半は日大のキックオフ。
5分、日大はゴール前のラインアウトからサインプレー。フッカーの井上選手が左隅飛び込んで逆転のトライ(ゴールキック失敗)。12-17となりこの試合で初めて東洋は追いかける展開となりました。
ここから膠着状態が続きます。逆転を目指して攻める東洋でしたが、この日の日大のディフェンスが固く後半は、日大のゴールラインを割ることができませんでした。逆に終了間際の39分、日大に決定的なPGを決められ12-20。
ノーサイド。
小雨降る秩父宮ラグビー場に佐藤レフリーの笛が響き渡りました。
リーグ戦を3勝4敗(勝ち点16)で5位となった東洋でしたが、3位を争った法政大、大東文化大とは3すくみ状態(3校の直接対決が3校とも1勝1敗)となったことを考えれば、実力の差は紙一重だったともいえるでしょう。
この試合の先発メンバー(15人)に4年生は6人。リザーブ選手(8人)はすべて3年生以下のメンバー構成でした。多くの下級生が公式戦出場という貴重な経験を積んだことは、来年以降につながっていくでしょう。
マスコミ対応を終えて会場の外に出てきた福永監督は、
「フォワードの主力に若い選手が多いので、鍛え直して優勝を狙います」
来シーズンもみんなで応援しましょう!